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2017年04月07日 [Default]
新小学校1年生

小学校1年生が将来就きたい職業は?

そんな調査が毎年行われており、今年も先日発表されました。

参考までに上位職業はというと・・・
男の子
1位 スポーツ選手
2位 警察官
3位 運転士・運転手
女の子
1位 ケーキ屋・パン屋
2位 芸能人・歌手・モデル
3位 看護師

となっております。
上位10位まで発表されましたがほぼ毎年変わらないようです。

皆様は小学校1年生の時に就きたい職業を考えたことがありましたでしょうか?
私はありませんでした・・・(苦笑)

私事で言うと、小学校1年生の時に学校から聞かれたことがあるのを覚えております。
その時に何と書いたかというと・・・「タクシーの運転手」!!
お!今の男の子の3位に入ってる夢と同じじゃないか!!
しかし、全然その気はありませんでした・・・。
何故タクシーの運転手と記載したかというと・・・兄が以前にそう答えていたから同じでいいや!
・・・夢も希望もない1年生ですね(苦笑)

それ以降も特段この職業に就きたいと考えたことは無かったです。
大学卒業後の進路も別にこれといってやりたいことはなく、適当にいろいろな企業に申し込んで採用されたところに入りました・・・。

将来の夢を少しだけ抱いたのは、新卒で入った会社を退職してからでしょうか。
退職してすぐにこのままではいかん!と行政書士と社会保険労務士の資格を取ってからですね。
せっかく取得できたのだからこの資格で生きていこうと・・・(漠然としていましたが)

そしてやっとその就きたい職業は実現できました(まだまだ実現とは言えませんが・・・)
ここまでくるとやっと将来の本当の夢がでてきます(40歳過ぎてやっとです・・・)
内緒ですが、その実現に向けてこれからは頑張っていきます。

さて、話が逸れてしまいましたが新小学校1年生はみんな立派ですね!
本当に感心してしまいます。
6歳ぐらいで、ちゃんと夢を持っているだけで立派です。
実現してもしなくても全然いいと思います。

今回のランキングで私が注目したのは男の子の6位に入っている「研究者」です。
他の職種は、やはり身近な職業が多く、現実的に働いている人を見ることができます。
そこに「研究者」!!
すごいです・・・。
本当に実現に向けて成長していって、将来の日本、いや世界の宝になってほしいですね!

そういえば、大学生の人気企業ランキングも先日発表されていました。
こちらはというと・・・99%名の知れた大手企業ばかり・・・。
まあ安定性になってしまうのですかね。
今は大手企業も全然安定性ないですけど・・・。
個人的には名の知れた大手企業で何千人という同期、その上の先輩の中に埋もれていくよりは、ずっと中小企業で働いた方が将来大きなチャンスがあると考えてしまいます。
(今でも夢が無い・・・負けることを考えている・・・)

大手企業でも中小企業でも働きだせば同じです。
これから長い人生です。
毎日の一つ一つの仕事や教えを吸収して大きく羽ばたいてほしいと思います。
経営者の皆様も、若者たちが活き活きと働ける会社作りを目指してほしいと思います。

これからの日本を牽引する若者をみんなで応援し、サポートしていきましょう!!

2017年03月28日 [Default]
今やほとんどの主要駅には売店がありますね。
駅のホームにもあるし、改札口にもあったりします。
大体1人で業務にあたっていることが多いように思われます。

駅売店

そんな駅売店で働く契約社員が同一労働同一賃金を求めた裁判の訴訟がありました。

「契約社員というのは名ばかりで、正社員と同一業務を行っているのに賃金格差があるのは不合理だ」と。

国の方針で「同一労働同一賃金」実現に向けて突き進んでいる感がありますが、まさにこういう内容でしょう。
さて、結果はどうなったのでしょう??

この契約社員は、駅売店での接客や商品発注などの業務を行っていました。
仕事内容はほぼ正社員と同等です。
しかし、基本給や賞与が少なく退職金も出ません。
「同一労働同一賃金」を求めるならば、これは不合理な格差だと言われますね。

しかし、結果は契約社員側が敗訴しました。

「正社員とは業務内容や責任の程度に大きな違いがある」との判断です。
詳しく言えば、「正社員は契約社員とは異なり、各店を統括する立場になったり、配置や職種転換などを命じられたりしている」という理由です。よって、格差があるのは妥当だと。

もっともだと思います。
例えばコンビニエンスストアに置き換えてみればわかりやすいのではないでしょうか。
店長(正社員)は、確かに日頃の業務は接客や商品発注が主な業務でアルバイト(契約社員)とは業務的に変わりません。
しかし、店長(正社員)はいつほかの店舗に異動させられるかわかりません。アルバイト(契約社員)はその店でのみ働きます。
クレーム処理や業者との折衝など重要な業務も店長(正社員)が責任を持ちます。アルバイト(契約社員)は、一時的にはそういったことがあるとしても、最終的な責任は店長(正社員)が負うことになるでしょう。

これまでも何度か「同一労働同一賃金」を問題にした訴訟を目にしてきました。
大方、「同一労働同一賃金」は認められておりません。
やはり、こうした正社員ならではの異動の可能性や、責任の度合いなどが斟酌されております。

今後、国が更に「同一労働同一賃金」を推し進めていくのであれば、やはりそうした事例を明示するべきです。
「同一労働同一賃金」が悪いとは思いません。
ただ、一概にそうなってしまえば経営者にとっては大幅な経費の負担は避けられません。
安易に進めるとすぐに頓挫することになるでしょう。
時間をかけて、国が大好きな「有識者会議」など意味のない人々の話に頼らず、もっと現場を知る方たちの意見を聞いて可能かどうか判断すべきです。

ちなみにこの争いでは「正社員と契約社員で時間外手当の割増率が異なっていた」ということも争われました。
こちらは労働契約法違反ということで差額分の支払いを命じております。

経営者の皆様は、どこまでやって良くて、どこまでやったらダメなのか・・・本当にわからないと思います。
やはり専門家である社会保険労務士に相談することをお勧め致します。

2017年03月27日 [Default]
某大手企業の聴覚障害者への対応が問題になりました。

企業には従業員数に応じて「障害者雇用率」が定められており、一定数の障害者の方を雇用しなければなりません。
大凡50人に一人採用と考えて良いでしょう。

中小企業ですとなかなか50人規模の会社はあまりないかもしれません。
しかし、大手企業は必ず何人かの障害者を雇用しなければならないことになります。

そんな中で「聴覚障害者」も当然障害者に当てはまります。
今回の方は「光」に敏感な方だったとのことです。

聴覚障害者

その方の上司が、光が苦手なのに「窓のブラインドを開けるように指示」したことはパワハラにあたると提訴しました。

提訴した方は出向先の職場で、窓からの光が苦痛だったため、産業医の診断書を提出したうえでブラインドを閉めてもらっていたそうです。
産業医からも診断書が出ているのですから当然企業としては配慮が必要ですね。

しかし、ある日上司がブラインドを開けるように指示し、この方が閉めると「指示に違反している」という業務命令違反のメールが送られてきたとのことです。

産業医の指示>上司の命令

明らかだと思います。
メールで命令するのも陰険ですね。

本当にブラインドを開けたいのであれば、開けても問題ないように席の配置を替える等方法はいくらでもあります。

こんな上司の言動で企業として訴えられたらたまりません。

これからは障害者も気持ちよく働ける職場づくりが求められています。
経営者だけでなく、一緒に働くことになる従業員たちにも考え方を学ばせる必要があります。
障害者を雇用するのなら責任をもって配慮し、社員教育も行うことが必要でしょう。

障害者に関わらず、すべての従業員が気持ちよく働ける会社を目指せば間違いはないと考えます。

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