マタハラで慰謝料賠償命令
2018年09月18日 [Default]
「マタハラ」=マタニティハラスメントの略です。
もうご存知ですよね。
知らないとまずいことになります。
昔のように・・・なんて考えてると大変です。
「マタハラ」、簡単に言えば「妊娠や出産をめぐる嫌がらせをすること」でしょうか。
「セクハラ」とはまた違います。
今の時代は、女性が活躍する社会を目指しています。
当然、出産後も働きやすい環境を求められております。
それに逆行すれば世間の批判は浴びるし、訴えられる可能性も出てくるわけです。
今回のマタハラに関する訴訟は、こんな案件でした。
「育児休業の取得後に正社員から契約社員にさせられたことなどはマタハラであり違法だ」
ということで教育関連会社相手に地位確認と慰謝料などを求めて訴訟を起こしたものです。
地裁の判決は、「会社の対応は不法行為にあたり、慰謝料など110万円の支払いを命ずるとともに契約社員を雇止め(後述)にしたことも無効である」としました。
育児休業後に契約社員にして、更に雇止めをしたようですね。
原告は育児休業期間を終えた当時に保育園がみつからず有期契約社員になっていたとのことです。
保育園が見つかった後に正社員への復帰を求めたが認めなかった・・・。
更に、上司の男性に「俺は彼女が妊娠したら俺の稼ぎだけで食わせる」と発言したそうです。
当然許容されるわけがありませんね・・・。マタハラ以外の何物でもありません・・・。
それ以上にパワハラやセクハラにも該当しそうなとんでもない発言です。
「彼女」・・・若くして管理職になり何もわかっていない残念な社員でしょうか。
雇止めの理由について会社は、原告が「マタハラを受けた」とうそを言いふらして職場の秩序を乱したからだとのことです。
なお契約社員から社員への復帰を求めたことについては、会社の教養ではなく原告も合意のうえということで訴えは退けられました。
ということで、まず改めて考えたいのは「昔と今は違う」ということです。
昔(私の若いころもそうでした)は、パワハラ・セクハラ・マタハラ何でもありでしたよね。
それ以外にも未払い残業あり、有給休暇はとれない・・・当たり前のこととして当時は働いておりました。
それ以上に出世欲が強かった気がします・・・働くものみんなが。
今はすべて「NO」です!
すぐに訴えられます。
ネットで何でも情報を仕入れられますし、監督署にすぐに確認に行けます。
もちろん我々社会保険労務士も相談に乗ります。
時代は刻々と変化しています。
それと同時に法律や労務管理、職場環境の在り方も変わっています。
更に働き方改革で経営者は厳しく監視されます。
昔は当たり前と書きましたが、当たり前ではなかった・・・。
従業員が言えなかった、知らなかったというのが正しいでしょう。
今は言えます。知ってます。
労働者のほうが知ってます。
法律や世間の流れを理解しておかないとこのように痛い目に遭います。
訴訟されれば社名も公表されて罰則や損害賠償等だけでなく会社に対する世間の評判が下がります。
悪いイメージを持たれたら致命的ですよね。
経営者だけでなく、その下の管理職や部下にも常識として認識してもらうことが必要です。
必要であれば我々のような専門家を講師に招いて研修を開くことも一手だと思います。
正直、経営者の方々の言い分も分からないではないのです。
全部が全部従業員の言うがままにしていたら経営が成り立たなくなる可能性も出てきます。
それでも、できることから少しずつ改善していき、従業員が働きやすい環境を作ることは会社にとって一番重要とも考えます。
今後も経営者の皆様のお悩みにもっと耳を傾けて良きアドバイザーとならなければいけないと考えています。
もうご存知ですよね。
知らないとまずいことになります。
昔のように・・・なんて考えてると大変です。
「マタハラ」、簡単に言えば「妊娠や出産をめぐる嫌がらせをすること」でしょうか。
「セクハラ」とはまた違います。
今の時代は、女性が活躍する社会を目指しています。
当然、出産後も働きやすい環境を求められております。
それに逆行すれば世間の批判は浴びるし、訴えられる可能性も出てくるわけです。
今回のマタハラに関する訴訟は、こんな案件でした。
「育児休業の取得後に正社員から契約社員にさせられたことなどはマタハラであり違法だ」
ということで教育関連会社相手に地位確認と慰謝料などを求めて訴訟を起こしたものです。
地裁の判決は、「会社の対応は不法行為にあたり、慰謝料など110万円の支払いを命ずるとともに契約社員を雇止め(後述)にしたことも無効である」としました。
育児休業後に契約社員にして、更に雇止めをしたようですね。
原告は育児休業期間を終えた当時に保育園がみつからず有期契約社員になっていたとのことです。
保育園が見つかった後に正社員への復帰を求めたが認めなかった・・・。
更に、上司の男性に「俺は彼女が妊娠したら俺の稼ぎだけで食わせる」と発言したそうです。
当然許容されるわけがありませんね・・・。マタハラ以外の何物でもありません・・・。
それ以上にパワハラやセクハラにも該当しそうなとんでもない発言です。
「彼女」・・・若くして管理職になり何もわかっていない残念な社員でしょうか。
雇止めの理由について会社は、原告が「マタハラを受けた」とうそを言いふらして職場の秩序を乱したからだとのことです。
なお契約社員から社員への復帰を求めたことについては、会社の教養ではなく原告も合意のうえということで訴えは退けられました。
ということで、まず改めて考えたいのは「昔と今は違う」ということです。
昔(私の若いころもそうでした)は、パワハラ・セクハラ・マタハラ何でもありでしたよね。
それ以外にも未払い残業あり、有給休暇はとれない・・・当たり前のこととして当時は働いておりました。
それ以上に出世欲が強かった気がします・・・働くものみんなが。
今はすべて「NO」です!
すぐに訴えられます。
ネットで何でも情報を仕入れられますし、監督署にすぐに確認に行けます。
もちろん我々社会保険労務士も相談に乗ります。
時代は刻々と変化しています。
それと同時に法律や労務管理、職場環境の在り方も変わっています。
更に働き方改革で経営者は厳しく監視されます。
昔は当たり前と書きましたが、当たり前ではなかった・・・。
従業員が言えなかった、知らなかったというのが正しいでしょう。
今は言えます。知ってます。
労働者のほうが知ってます。
法律や世間の流れを理解しておかないとこのように痛い目に遭います。
訴訟されれば社名も公表されて罰則や損害賠償等だけでなく会社に対する世間の評判が下がります。
悪いイメージを持たれたら致命的ですよね。
経営者だけでなく、その下の管理職や部下にも常識として認識してもらうことが必要です。
必要であれば我々のような専門家を講師に招いて研修を開くことも一手だと思います。
正直、経営者の方々の言い分も分からないではないのです。
全部が全部従業員の言うがままにしていたら経営が成り立たなくなる可能性も出てきます。
それでも、できることから少しずつ改善していき、従業員が働きやすい環境を作ることは会社にとって一番重要とも考えます。
今後も経営者の皆様のお悩みにもっと耳を傾けて良きアドバイザーとならなければいけないと考えています。