オールウィン社会保険労務士事務所

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2017年02月22日 [Default]
今日は朝一で藤沢のお客様を訪問しました。

その足でハローワーク藤沢に手続きに行く途中のことです。

前方になにやら行列が・・・。

そこは藤澤税務署でした!
そうか!確定申告が始まってるんだ!と、そこでやっと気づきました。

確定申告混雑
この時の時間は11時ごろでしょうか。並んでます・・・。

確定申告書類を作るのも大変ですけど、届出するのも一苦労ですね。
何時間かかるのやら。
ちなみに提出のみの会場は別にあるのですが、そちらも大変混雑していました。

私もまだ確定申告終わっていません。
半分ぐらいは終わっているのですが・・・。

こういう時にやっぱり税理士さんは頼もしいですよね。
作成も届け出もしてくれる。
しかも間違いがない(たぶん・・・)。

最近、お客様から税理士さんのことについてよく聞かれます。

「今の顧問料こんなに払ってるんだけど適正なの?」
「税理士さんの仕事ってこんなものなの?コンサル的なことはしないの?」

いろいろありますが、私が聞く限り上記のようなお客様の顧問税理士は大抵何かしら問題があります。
現在の税理士顧問料を聞いてビックリすることがよくあります。
その高い顧問料に見合った仕事をしているのであればまだわかりますが・・・。

どんな士業もそうですが、適正価格や業務範囲等いろいろな先生に聞いてから契約した方がいいと思います。
「知人の紹介だから安心」というのもよく聞く話ですが危険です。
私の知っている限りでも、大した仕事もしないのにものすごい顧問料を取っている事務所があったりします。
そういう事務所のお客様は大方世間の相場や業務内容等を知らないケースが多いですね。
そこに目をつけて契約を取り付け、毎年少しずつ値上げしていき、気づいたら月○万円!!
同じ士業として情けない限りです・・・。

当事務所はひぐち税理士事務所と提携しています。
東京都にある税理士事務所とも提携しています。
最高の弁護士事務所とも提携しています。

社会保険労務士業務だけでなく、税理士や弁護士のご相談も承ります。
お気軽に今の顧問税理士の現状等相談いただければと思います。

2017年02月15日 [Default]
今年もサラリーマンの入選作が発表されました!

サラリーマン川柳

面白いですよね〜。
上手いですよね〜。
悲しいですよね〜。
共感しますよね〜。

毎回、苦笑しながら拝見させていただいておりますが、
この場を借りて100選の中から個人的に気になった川柳をご紹介したいと思います。

「ゆとりでしょ? そう言うあなたは バブルでしょ?」
上手い!! ゆとり世代と言われる方々は本当にかわいそうだと思います。 バブル・・・今の40代後半でしょうか?

「オレのボス ヤフーでググれと 無理を言う」
笑 分かります・・・高齢上司が頑張って言って墓穴を掘る・・・。ボス!なめられるぞ!

「俺よりも 先に辞めるな 後任者」
ありますよね〜。本当に「俺」も困るし、会社も困る。困ったちゃんはどこにでもいます・・・。

「無駄話 仕事に生かせよ 会話力」
ごもっとも!そんなに無駄なことを延々と話す力をビジネスで使えれば戦力になりますよね!

「ノー残業 居なくなるのは 上司だけ」
これはダメな上司を詩っているのでしょう。でも中には率先して帰ることで「早く帰れ」と背中で見せる上司もいます。

「アモーレに 会う日は仕事 二倍速」
分かります。 いつもやってればいいんですけどね・・・。

「残業は するなこれだけ やっておけ」
上司の力量、マネジメント力が問われます・・・。

「空いている 上座に座る 新社員」
笑 今の時代だからいるんでしょうね〜! 今こそ道徳とかモラル、マナーを年齢問わず見直したい。

「生産性 部長の異動で 急上昇」
あるある(笑)結局、組織は優れた上司だと生産性も上がるものです。

「アレルギー 食べ物よりも 上司の名」
!! ちょっと前の私の気持ちです!!

「「塩」課長 上司にゃいつも 「神」対応」
いわゆるごますり野郎ですね・・・。上司がダメだとごますり野郎が出世してしまう世の中です・・・。

「口ほどに その手動けば 早帰り」
従業員には求めたいですよね〜。

「たたき上げ 育てた女子が 今上司」
泣 涙 頑張って育てたからその女子も認められたと思うしかない・・・。

「「ちょっといい」 上司手招き ちょっと嫌」
!! これまたちょっと前の私の気持ちです!!でも私は「絶対嫌」でしたが(苦笑)

「見て学べ? どうりで部下が 育たない」
私もよく言われましたが、私は「反面教師」にして生きてきました・・・。

「我が課長 丸投げだけは 金メダル」
日本の企業には金メダリストがいっぱいいるでしょうね〜。

「君の名は ゆとり世代の 名が読めず」
ゆとり世代には限りませんが、本当に難しい!というかもはや解読不能が多発してますね・・・。

「AIに 入社試験で 落とされる」
こんな時代も近い将来来るんでしょうか・・・。

まだまだほんの一部ですがきりがないのでこの辺で・・・。

サラリーマンの悲哀を本当に素晴らしく表現していますよね!
笑うとともに、「あ、同じ思いの人がこうしているんだ!」っていう喜びもあったりしますよね。

私はサラリーマンではありませんが、少し前までは本当に「サラリーマン川柳」に込められた気持ちが痛いほどわかりました。
本当は、この「サラリーマン川柳」がもっと楽しい内容になれば、世の中も良くなっていくんですよね。

私も経営者の皆様にいろいろアドバイスをする身です。
「サラリーマン川柳」が楽しい内容になるように陰ながら努力しなければいけませんね。

2017年02月14日 [Default]
今日は何の日でしょうか?!

バレンタインデー

そう!バレンタインデーです!!

皆様、ソワソワしていますか??
もうチョコレートもらえましたか??
これからですか??

私はというと・・・0個!!
家に帰れば家族が用意しておいてくれてるでしょう?
いえ!娘がインフルエンザに先日かかり、料理はしてはいけないということで今年は無し!と宣言されております・・・。

悲しい、と思われそうですが、もうこの年になると正直どうでもいいんですね〜(笑)
それは昔は、朝からソワソワ、帰り道もソワソワ・・・。
懐かしいですね〜
そんな気持ち・・・。

そんなわけで今日はバレンタインデーと気づかず朝一でお客様のところに行き、10時に事務所に別のお客様がいらっしゃるのでせかせかしていました。
朝一の要件を終えて、電車に乗ると・・・なんと東海道線「戸塚-横浜」間が点検のため止まっているではありませんか!!
私は藤沢から戸塚なので関係ない、と思ったら違うんですね〜、東海道線はすべて止まります!
さすが東海道線!!いつになっても改善されない!!

急いでいるのにチビチビと一駅一駅動き、やっと戸塚駅に就いた頃には40分の遅刻です。
もちろんお客様には連絡はしておきましたが本当に申し訳ないことを致しました。
片岡様!本当に申し訳ございませんでした!!

それでもその後のお客様とのお話や仕事はすべて順調に進みました。
バレンタインデーより、今日1日がいい日であったことが何よりだと感じる1日でした。

若い方々、いや若い方々だけではありませんね!生涯現役の方もいらっしゃる。
現役の方々は今日1日悔いのないように楽しんでくださいね!

仕事も遊びも恋愛も・・・すべてが重要なのです!

2017年02月08日 [Default]
昨日は当事務所のお客様である株式会社ecomoの中堀社長との月1回の打ち合わせ日でした。

いつもでしたら藤沢市にある本社に伺うのですが、
昨日は社長のご都合もあり、元町で経営している「ecomo BaKely」で打ち合わせすることになりました。
私自身も行く機会がなかったので楽しみにしておりました。

株式会社ecomo様は、藤沢に本社があり本業は建築・設計事務所です。
自然素材の家づくり、リフォーム業などを手掛けており、今やメディアでも取り上げられる注目企業です。

そして、他の事業にも取り組んでいるのがまた魅力です。

その一つは、藤沢本社にある「ecomoモール」事業です。
体に優しい衣食住に関するものを販売しており、湘南地域で取れたての野菜なども買うことができます。
更に、モール内には「オーガニックレストラン」や「オーガニックベーカリー」があり、その名の通り、体に優しくてなおかつ美味しい食事を楽しむことができます。

もう一つが、昨日の打ち合わせで訪問した横浜元町の「ecomo Bakely」の経営です。
藤沢の「オーガニックベーカリー」を更に地域向けに商品改良しておしゃれな街元町で営業しております。
みなとみらい線の元町中華街駅の5番出口を出て徒歩2分ほどです。

ecomo BaKely
さすが横浜元町のお店。オシャレです。14時30分に伺ったのですが店内は満席でした!

ケーキ
ショーケースの中にあるケーキ各種。おいしそうです。

パン
オーガニックパン。出来立てです!

パンパン
おいしく食べて健康になれる。最高ですね!

是非、一度食べに、そしてお茶しに行ってみてください!

打ち合わせの方は、労務の現状や今後の動向等を社長と話し合いました。
とわ言っても、いつも勇気づけられるのは私の方です・・・。
中堀社長の仕事に対する情熱やビジョン、愛情・・・どれをとっても見習うことばかりです。
社長と話すと「もっと頑張らなきゃ!」といつも思います。

中堀社長、これからも末永くお付き合いの程宜しくお願い致します。

☆今回はコーヒーだけいただきましたが、次回はぜひパンやケーキもいただきます。

2017年02月06日 [Default]
「マタハラ」という言葉が非常に大きく取り上げられている作今。
育児休業法も、労働者が育児休業を取りやすいように改正されているこのごろ。

妊娠中の女性社員を「自由な意思に基づかず」退職させたということで、某社が女性に訴えられた判決がありました。

女性は妊娠が分かったと同時に、某社に派遣会社を紹介され、そちらの勤務先に派遣されたそうです。
ここまではまだ微妙ですが問題にはなっていません。

その後、女性が某社に勤務先の変更を申し入れたところ「退職扱いになっている」と通告されたとのこと。

詳しい事情は分かりませんが、
まず、この某社は測量会社です。
測量会社がどこに派遣していたのか?関連会社?謎です・・・。
そもそも派遣許可持っているのか??転籍の間違い??出向??
色々推測してしまいますがいまいち合点がいきません。

そして、派遣したと同時に某社は女性を退職扱いとしていた・・・。
???
何を考えて、しかも悪意があってやったのかも定かではありませんが、
女性が「退職したことを認識していなかった」という事実は揺らぎようのない大間違いです。

今は男性でも育児休業をとれるように進めている時代です。

報道等でも散々促しているのに知らなかったでは済まされません。

情報不足??

まずはいろいろな情報収集が必要ではないのかと思います。
分からなければ、面倒臭ければ・・・社会保険労務士に聞いてください。

ちなみに当然この訴訟は「退職無効」となっております。

2017年02月03日 [Default]
子どもの医療費助成制度をご存知ですか?

おそらくお子様がいる方はご存知だと思います。
通常、病院に行った場合保険証を出しても3割負担で費用を払いますよね。
しかし、一定の要件に該当する子供の場合は市区町村役場で発行される証明書を提示すれば「無料」で通院できます。

これは大きい!!
子どものうちは特に病院に行く回数が多いし、夜間救急センターなども結構活用します。
この分の医療費を払っていたら正直しんどい・・・。

というわけで、この医療費助成制度ですが、神奈川県内でも市区町村によって「いつまでかに差がある」のです!!
それでは、現時点の神奈川県内の状況を挙げてみます。

横浜市・川崎市・茅ヶ崎市⇒小3まで

南足柄市⇒小4まで

相模原市・横須賀市・鎌倉市・藤沢市・逗子市・三浦市・秦野市・伊勢原市・座間市・綾瀬市・葉山町・寒川町・大磯町・開成町・湯河原町⇒小学校卒まで

平塚市・小田原市・厚木市・大和市・海老名市・二宮町・中井町・大井町・松田町・山北町・箱根町・真鶴町・愛川町・清川村⇒中学校卒まで

なんでこんなに市区町村によって差が出るのでしょう??
最低の小3までと最高の中学校卒まででは、実に6年間の差があります!!
大きいなんてもんじゃありませんよね!!
こうした制度も、神奈川県内で住む場所を探している方は知っていると得ですよね。

しかし、財政にゆとりがありそうな都市が小3までで、逆に普通の都市が中学校卒までとなっています。
なんか不思議ですがいろいろな事情はあるのでしょうね。
横浜や川崎は人気だから医療費助成が短くてもみんな住んでくれるだろう・・・。
居住者を増やしたい都市は、医療費助成を充実させるから住んでほしい・・・。

非常に前置きが長くなりましたが、現在小3までの都市に2大都市に加えて「茅ヶ崎市が入っているのです!!」。
なんで〜!!湘南ブランド〜!?サザン人気〜!?
あ、私は茅ヶ崎市在住です・・・。
服部市長!!何とかしてくれ〜!!うちの娘は今年で小学校3年生になって来年で切れる〜!!!!!
って密かに悲痛な叫びをあげておりました・・・。

ところがなんと今日の情報誌に「平成30年4月から小学校卒までに拡充!!」とあるではないですか!!
(予定)が気になるところではありますが・・・。
なんというタイミングか!
私事で恐縮ですが、うちの娘は最高のタイミングで拡充に間に合うことになります!!

本当に良かった。
茅ヶ崎市民のお子様がいる皆様には、かなりの朗報だと思います。

子どもの医療費助成

ただ念のため少し残念な情報もお伝えします。
〇 所得制限あり・・・扶養人数にもよりますが
〇 1回あたり「500円を超える額を助成」・・・まぁこのぐらいは

茅ヶ崎市長!次は中学校卒までお願いします!
神奈川県知事!格差は良くないと思います!一定の条件付きでも構わないからできるだけ公平にしてほしいです!

以上、あまりビジネスと関係ないですが嬉しくてブログしてしまいました。


2017年02月02日 [Default]
今日、2月2日で開業2年目に入りました!

これもひとえにお客様をはじめとする支えてくれた皆様のおかげです。
本当に感謝しております。

社会保険労務士は開業してもほとんどの方が3年以内に辞めてしまうという話を聞きます。
1年目から徐々にお役様を増やしていって、3年経って生活できるかどうか?ということでしょう。
社会保険労務士に限らず、各士業で開業している方も同じだと思います。

私個人的には1年目はというと、
当初の想定をはるかに超える大満足の1年でした!

確かに開業当初は、今までの年収を稼ぐなんて1年目は到底無理だろうと考えておりました。
ただ、「やってやろう!」という気持ちは持ち続けてきました。
そして1年目で前職年収をクリアできました。
顧問先数も現在22社と少しずつ増えており、本当にお客様に支えていただいたおかげだと思っております。

ただ、満足なんてしていられません。
お客様に満足していただくことを追求し続けなければ、当然契約だって解除されてしまいます。
今まで通り、いや、今まで以上に、顧客満足度を上げていかなければと思っております。

まだまだ当事務所の「キャパ」は余裕があります。
2年目も現状に満足せず、新しいお客様とのお付き合いも増やしていきたいと思っています。

3年なんていわず、当事務所は「死ぬまで」続けていく所存です!!

伸びる社労士事務所

今お付き合いさせていただいている顧問先の皆様!
これからも末永くお付き合いの程宜しくお願い致します!!

ホームページ並びにブログを見ていただいている皆様!
閲覧ありがとうございます!
少しでもご興味をお持ちいただきましたら、是非お気軽にご連絡ください!!
必ずや満足していただける仕事を致します!

オールウィン社会保険労務士事務所はこれからもお客様に寄り添って発展を続けていきます!!



2017年02月01日 [Default]
飲食店の店長は管理監督者かどうか?
答えは大方「NO」でしょう。
よって、残業手当や休日出勤手当等支払わなければなりません。
いわば一般従業員と変わらないのです。

しかし、多くの飲食店では「店長なのだから」という理由で「長時間労働」「残業代未払い」という待遇となっております。
非常に危険な状況であることを知っておいていただきたいと思います。

先日も大手飲食業のフランチャイズ店の店長が長時間労働が原因で過労死したことに対する裁判所の判決がありました。
結果は会社側の「安全配慮義務違反」を認めて、会社と社長に約4600万円の支払いを命じました。

この店長は、2店舗で店長を務め、過労死前直近6ヶ月の時間外労働の平均が月112時間を超えていました。
会社はそういった事実を知りながら「業務の軽減措置を取らなかった」と判決では指摘しました。

飲食店は店長ならずとも長時間労働になりがちな労働時間管理が難しい業界です。
残業を減らすためには多くのアルバイトを雇うなどしないと店が回りません。
しかしながら現状では、多くの飲食店は社員に残業のしわ寄せがいってしまっている状況でしょう。
そして、社員が足りない場合は当然店長に全てしわ寄せが来ます。

会社としては店長に時間管理も含めて店を任せているつもりだと思います。
従業員としても、「店長」という肩書が付けばモチベーションは当然上がるでしょう。
この関係が重要だと考えます。

ハンバーガー店店長

やはり会社は店長、社員、アルバイトすべての勤務時間等は把握しておかなければなりません。
店長になった従業員は確実に売り上げを上げなければと今まで以上に頑張るでしょう。
この頑張りすぎを見逃すと不幸な事件につながってしまいます。
「店長頑張ってるな」だけではなく、「ちょっと頑張りすぎてないか?」という管理もしなければいけません。
「頑張ってくれてありがたいけど、しっかり休む時は休みなさい」というような声掛けだけでも変わるでしょう。

当事務所にも飲食店のお客様がいらっしゃいます。
やはり時間管理は非常に難しいのが実情です。
しかし、すぐに残業なしなんて考えずに、少しずつ、「1日30分ずつ減らしてみよう」というような努力はしていく必要がある時代です。
国としても重要政策として取り組み始めているので、この機会に長時間労働削減策を練っていくべきでしょう。

刑事告訴、過労死、長時間労働による疾病、損害賠償、慰謝料、未払い残業訴訟・・・
そんなことに自社が巻き込まれないようにしていくリスク管理が今ほど必要な時はありません!

経営者の皆様とともに取り組んでいきたいと切に思います。

2017年01月30日 [Default]
政府が長時間労働を制限する「働き方改革」の調整案を出しました。

内容は、「時間外労働・休日労働に関する協定届」(通称36協定)の改正と厳罰化です。

ご存知の方も多いと思いますが、労働基準法では「1日8時間」「1週40時間」と労働時間の上限を設けています。
この時間を超えて従業員を残業させる場合には、あらかじめ労働基準法36条に基づいて労使協定(36協定)を結び、労働基準監督署に届け出ると、一定の残業が許されます。

「一定」の残業とは、月45時間、年間360時間以内というのが基準となっています。

しかし、年間において業務の繁閑がある企業はこの時間では足りません。
そういった観点から「特別条項」を付けると「一定」の残業時間を超えてもよいことになっております。

これが落とし穴とみられています。
例えば、繁閑など関係なく特別条項を付与して長時間労働をさせる。
特別条項に過労死ラインの100時間等の残業時間を設定して、実際にその時間もしくはそれ以上働かせる等々。

過労死ライン

というわけで、下記のような案で調整する予定です。
〇 残業時間の上限を繁忙期も含めて年間720時間、月平均60時間とする
〇 繁忙期は、最大で月100時間、2ヶ月平均80時間までの残業は認める
〇 罰則を科す

いかがでしょうか?
厳しい!!と思いますか?

正直申し上げて私は、「その程度か」というのが感想です。
私は、経営者の味方であり、労働者の味方でもあります。

まず経営者目線で見ると・・・。
<特別条項は今まで通り使えるし、だいたい60時間以内に抑えるようにし、最大でも80時間までは大丈夫だな>
<そんなに極端に厳しくなってないから良かった>

次に労働者目線で見ると・・・。
<この程度の改革案で何か変わるのかな・・・>
<結局「過労死ライン」に行かない程度に残業することになるのでは・・・>

あくまで私見ですので何とも言えませんが確かに難しい問題であることは間違いありません。
極端に残業規制してしまえば、中小企業などは経営が立ち行かなくなる可能性すらあります。
従業員にしてみても、今までもらえた残業手当が少なくなって生活が困る、なんて方も多いでしょう。

とにかく一番大事なのは「コストパフォーマンス」を上げることだと思います。
短時間で成果を上げることを追求していくことが残業削減につながるでしょう。
実際に残業を無くしたら売り上げや利益が上がったという会社をよく聞きます。
直ぐにとはいかなくても、これからの時代は「時間より成果」であることは間違いありません。
昔みたいに、残業していれば評価される時代はとっくに終わっています。(一部で残っていますが・・・)

経営者と労働者が知恵を出し合い、努力してウィンウィンの関係を築くのが一番です。
結果として、「売上・利益向上」「残業削減」「ワークライフバランス実現」「社員の定着」「健康」・・・
実現できれば最高です。

我々社会保険労務士も良いアイデアを出してサポートしていかなければいけないと強く思います。

2017年01月23日 [Default]
連合の調査結果で、採用面接の際に残業や休日出勤ができるか聞いている企業が36.6%あったとの結果が出ました。
ちなみに転勤できるか聞いている企業は43.9%あったそうです。

何故このような調査をしているかというと、「大半の企業は男女を問わず質問しているが、結果的に残業しにくい人が多い女性を採用しないことにつながらないか」と心配しているようです。

採用面接

う〜ん、私はそんなこと言ってたら求める人材を採用することができなくなる・・・と思うのですが。
残業できるかできないか?休日出勤できるかできないか?大切ですよね!!
後で問題にならないためにも、あらかじめ確認することは企業にとっては重要だと思います。
残業の質問をしないで、採用した人に「こんなに残業あるなんて聞いていない」なんて言われたら困りますよね。

一昔前までは当たり前のことが、問題視されているとつくづく思います。

「転勤はできますか?」
私も過去に面接で自分が聞かれたことがあります。
「できません」
私ははっきり返答させていただきました(笑)
部屋を出た後で、「もったいないな〜、転勤できればな〜」という面接官の声が聞こえたのを覚えています。

残業も同じことですよね。
聞かれたらはっきり答えればいいじゃないですか。
どのくらいあるのかが不安なら「月に何時間くらいありますか?」と聞いていいと思います。

面接の時点で信頼関係を築いておけば、採用後も変な問題は起きにくいと思います。

ちなみに「してはいけない質問」をしている企業も結構あるようです。
ここはしっかり学んで気をつけなければいけません。

例えば
〇本籍に関する質問
〇住居やその環境についての質問
〇家族構成や家族の職業、地位、収入に関する質問
〇資産に関する質問
〇思想・信条、宗教、尊敬する人物、支持政党に関する質問
〇男女雇用機会均等法に抵触する質問

漠然と並べましたが、細かく見ると結構知らないうちに質問していることがあるかもしれません。
この機会に確認いただければと思います。

今は売り手市場でただでさえ採用担当者は難しい状況だと思います。
私のお客様もかなり困っていらっしゃいます。
ただ、妥協して採用しても長続きはしません。
こんな時だからこそ、選考に来た方を見極め、会社の財産となる「人財」を発掘できるよう頑張りましょう!

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