オールウィン社会保険労務士事務所

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2019年04月11日 [Default]
4月になり働き方改革が始まりました。
既に準備を済ませた会社も、これから手を付ける会社も、はたまた働き方改革の内容すら知らない会社もあると思います。
正直大変です・・・。
いろいろ意見はありますが省きます・・・。

さて、そんなことより「カリスマ社員」というと皆様どのような方を思い浮かべますか?
一昔前には渋谷109の「カリスマ店員」なんかが話題になりましたよね。
今もいるのでしょうか??
他には、「カリスマ美容師」とかがカリスマというと思い浮かびます。

私の中でこの人こそ「カリスマ店員」だ!という方がいらっしゃいました。
その方は、私たち家族の行きつけのペットショップの女性店員さんです。
ペットショップといっても大きいショップなので、その中の犬や猫、魚等を除く小動物コーナーの店員さんです。

なんでカリスマなのかというと以下のようなことがあります。
@ 私たちを含めて一度来店したお客様の顔をほぼ覚えている
A お客様には当然気持ちよく挨拶のうえ、入りたてのお客様の好きな小動物をすぐに紹介してくれる
B 小動物と言っても、うさぎや鳥、ハムスター、トカゲ、亀、蛇、コオロギなどいっぱいいますが何でも詳しい
C すべての店にいる動物たちをこよなく愛して世話をしているのがよくわかる
D お客様とは動物の話だけでなく、楽しく雑談も交えて笑いが絶えない
E 閉店後も小動物をかごから出して散歩させている
F 小動物の愛くるしい姿をブログでアップして好評を得ている
G 他のペットショップでは見られないような動物も仕入れて販売している(サルやミーアキャットなど)

もしかしたら当たり前のことなのかもしれません。
でも、この当たり前のことをすべてほぼ一人でこなすことは大変だと思います。
当然掃除や餌やりなども並行して行います。
私もいろいろペットショップに行ったことがありますが、言葉には言い尽くせないぐらい心から「この人すごい!」と思いました。
おそらく他のお客様も同じだと思います。
特に用事がなくてもわざわざ動物よりもその方と話しに来ている方も多くいらっしゃいました。
その店員さんはいつもお客様たちに引っ張りだこでした。
まさに「カリスマ」!「看板店員」だと思っておりました。
私の中では、おそらく給料はそんなにもらっていないだろうけど、動物を愛する気持ちのほうが強くて頑張っていたんだと思います。
他の社員が例えば20万円の給料だったら、仮に私が店長だったら3倍は支払ってもよいと思っていました。

過去形になっているのがお判りでしょうか。
そうです。12月末で退職してしまったのです。
理由はあえて聞きませんでしたが何かあったのかな?と察しました。
私たち家族でせめてもの餞別を持参して年末にお別れしました。

そんなこんなで久しぶりに先週末にお店の近くに行ったので立ち寄ってみました。
結論から言うと残念な気持ちになり、おそらくもう二度と行かないだろう・・・と思いました。
店員が2名体制になっていたが、挨拶はしない、少し動物に触れようとしただけで駆け寄ってきて注意する、笑顔もない・・・。
店内もかなりこじんまりしていて動物たちの数も種類も減っていました。
いつ行っても狭い店内にひっきりなしにお客様が来ていたのに全然いなく閑散としていました。
一通り動物たちを見ましたが、心なしか寂しそうに見えました・・・。
「カリスマ店員」がいたときは、少しその方が近付くだけでみんな「遊んで!」と言わんばかりに動いていたのに。

寂しそうな動物

おそらくその方は、他のお店で働いているのではと思います。
間違いなく即戦力で、顧客をどんどん増やしてくれますから。
ただ本人はそんなことは考えていないのだと思います。
ただ純粋に動物が大好きで、自分の店にいる動物たちを「良い」お客様のところに行ってもらいたいということだけなんだと思います。
これってすごい重要なことだと思うのです。
今回はペットショップの店員さんですが、仮に自社の社員やアルバイトに置き換えてみてください。
「自社の商品をこよなく愛し、あるいは自分の技術に自信を持ち、その商品や技術を良い、そして多くのお客様に届けたい」という気持ちをもって働いてくれたら・・・。
言うまでもなくそういう従業員が集まれば最強の会社になると思います。

今の世の中は、そういう理想とは逆方向に進んでいると思うのです。
冒頭で述べた「働き方改革」に伴って、残業時間を減らせ!有給休暇を使わせろ!勤務間インターバル制度を設けろ!・・・
それはそれとして、もっと別のところで労使が協力できればそんなことを強制されなくても自主的にすべて回ると思います。
これはこれで非常に難しいのは承知のうえですが、労使がそういう気持ちになるような取り組みを進めるほうが今後の日本経済にとっても重要なことだと思います。


2019年03月22日 [Default]
またまたブログ更新がご無沙汰してしまいました・・・。

そしてそんな中昨日44歳の誕生日を迎えました。
特に感慨はありません(涙)
ささやかに家族にパーティーをしてもらいました。
それで十分です。

しかし、歳をとるのはやっぱり嫌ですね。
見た目も身体も老いていくのがわかります・・・。
気持ちは意外と若いつもりですが。
1年があっという間に過ぎていくので、すぐに50歳になってしまうんだろうな〜。

歳を取るのは仕方がないとして、どういう歳の取り方をするかが重要だと最近考えています。
最近考えた私の方針です。

@ 体に気を遣う
目には見えないところ(内臓等)も気にしていかないと仕事に支障をきたします。
そんなわけで、ここ数年おろそかにしていた健康診断の代わりに先月末に人間ドックを受診しました。
今後も毎年健康診断を受けて自分の体と向き合い、長く仕事していきたいと思います。

A 目標を持つ
仕事に関しては、独立してから順調に来ているのをいいことに目標を特に持たずに今までひたすら突き進んできました。
そんな中、先日お客様と弁護士の先生と会食する機会がありました。
お二人ともただでさえ忙しいのに、お客様は今後会社をどうしていくか、社員がどうすれば幸せになるか等先を見据えていました。
そしてそのために今できることを一生懸命頑張っておられます。
弁護士の先生も、通常業務でお客様のために懇切丁寧に励んでいらっしゃいますが、そのまた先の何年後かの自分を考えておられました。
さすがに「自分は何をしているんだ・・・?」と考えさせられました。
まだ明確な目標は立てておりませんが、少しずつ考えて実行に移そうと思います。

B 家族サービス
忙しさのあまり帰りが遅くなり、休みの日も疲れで外出もしない日が多くあります。
もっと仕事とプライベートを明確にする!ワークライフバランスです!
旅行に行きたい!

C 老後の資金を考える
退職金は当然ありませんので、自分で将来設計をしないと大変になります。
今も小規模企業共済等少しは考えていますが、もっといろいろ考えたいと思います。
まだまだ住宅ローンもいっぱいありますし、娘もこれからお金がかかります。
資産形成についてより理解を深めていこうと思います。

将来

こんなことを漠然と考えています。
やはり、仕事を続けていく限りは健康第一で、できれば楽しくやっていきたいですよね。

長々と44歳の戯言を書いてしまいました。

今後も一生懸命頑張ります!!


2019年02月22日 [Default]
働き方改革に伴う動きが本格化してきました。

とりわけ中小企業では今年の4月から義務化される有給休暇の5日付与義務への対応をしている状況かと思います。
労働基準法の改正で使用者に罰則もあるのでやはりしっかりと事前に手を打っておかなければいけません。
就業規則の変更も考えなければいけませんね。

今後も、働き方改革に伴う法改正が毎年のように施行されていくわけですが、疑問点も多い同一労働同一賃金について、国の動きよりも早く裁判例が続々と出てきています。
いや、もしかしたら裁判所が働き方改革に合わせて判断しているのかもしれませんが・・・。

いずれにしても経営者にとってはまた一つ悩みが増えることになるのは間違いありません。
非正規社員(契約社員・アルバイト・パート等)について、正社員と同様の仕事や一定の責任を持っているならば諸々の待遇について差を設けることは違法だということです。
現時点では、労働契約法で禁じている「不合理な格差」にあたるかどうかという視点で判決が下されています。

少し前のブログでも触れましたが、基本給や賞与については一定の差を認めるが、その他の手当については特段の事情がない限りは平等に支払うべきだという判例がありました。給料だけでなく、休暇等についても判例が出ております。
少しずつ同一労働同一賃金に向けた地ならし的な判例だと思っていました。

そんな中、最近賞与について争われていた訴訟の判決が出ました。

某大学で時給制のアルバイト職員として勤務していた方が訴訟を起こしたものです。
この方は正職員と同様に毎日出勤し、教員のスケジュール管理などを行っていたそうです。
ただ、アルバイト職員ということだけで賞与や手当、休暇制度に差があるのは違法だと訴えました。

同一労働同一賃金(賞与)

賞与の判断基準は以下の通りです。
「某大学は、正職員に支給される賞与は金額が年齢や成績に一切連動していない」
ということは、「一定期間働いたことへの対価の性質があるものである」
であれば、「アルバイトであっても一定期間働いていれば全く支払われないというのは不合理である」と判断しました。
結論として、正職員の約6割となる約70万円の支給を命じました(その他別途支給あり)。

判決から見えるのは、以下のような内容だと思います。
@ 正社員と完全に同一までは求めない
A 会社ごとの賞与の性質による(業績連動や勤続年数に応じ一律など)
B 非正規社員すべてではなく、ある程度正社員並みの勤務を行っている
C 合理的な支給基準が設けられているかどうか
以上のような点を一つ一つ勘案して決定するものではないでしょうか。
現状、ある程度、例えばフルタイムで働いている非正規社員がいて、正社員には支給している手当や賞与を非正規社員については全く不支給としている場合は、上記の判断基準も踏まえ、今後どうするか考えていかないといけないですね。
手当などは特に、通勤手当や家族手当、皆勤手当などはわかりやすいので気を付けたいところです。
法施行ギリギリで行うのではなく、事前にいろいろなリスクを踏まえて対策を取る必要があります。

同一労働同一賃金は、賃金や賞与、退職金の他に休暇等も含まれ非常に幅広く検討していく必要があります。
正直分からないことが多すぎますよね。
そんな時は、「その差が世間的に合理的かどうか」で判断するしかありません。
非正規社員もいろいろな働き方をしている方がいらっしゃいます。
非正規社員はすべて同一に扱うというわけではないのです。
この方については合理的な説明ができる、というのであれば問題ないかもしれません。
正直、あからさまに違法な差を除いては確実な答えはないものと思います。
ただ、訴訟など起こされたらたまりませんよね。
だからまずは事前にリスクマネジメントを行いましょう!
非正規社員から何か申し出があったら誠意をもって聞きましょう!
そして労使双方で納得できる解決方法を探り、実行する。
当然非正規社員の言うことすべてを飲む必要はないわけですから。

これからも続々と判例が出てくると思います。
できるだけそういった情報を入手して自社に照らし合わせてどうなのか考えてみてください。
当事務所もブログやお役立ち情報等でできるだけアナウンスしていきたいと思います。
(過去に何件か働き方改革に関するブログも載せているので参考に見ていただければと思います)
もちろんお客様には適切にアドバイスしてまいります。
何があっても慌てないように事前にリスクを減らしていきましょう!!

2019年02月11日 [Default]
皆様寒い日が続いておりますが体調はいかがでしょうか。
とりわけこの冬はインフルエンザが例年以上に猛威を振るっているようです。
ただ、ピークは過ぎたとの情報もあります。
しかし、気を緩めず健康で乗り切りたいですね!

そんなことを言っている私、先週末にインフルエンザにかかってしまいました・・・。
週末、朝起きると39度の熱!!
やっちまった〜!!
病院に行くと、案の定インフルで〜す(苦笑)
子供も妻もかかっていないのに、何故私?!

インフルエンザ

ということで月曜日、火曜日お休みして寝込んでおりました・・・。
サラリーマン時代ならラッキー!なんてことも思っていた気がします(笑)
しかし、今は休めば休むほど仕事がたまる個人事業主です。
泣く泣く寝込んでおりました・・・。
寝込んでいる間にも、パソコンからスマホに転送されてくるお客様のメールがじゃんじゃん増えていきます・・・。
仕事行きた〜い!!
しかし、他の皆様にうつしてはいけない・・・
もう寝れない・・・というくらい寝ました(苦笑)

別に身体は治るからいいんです。
お客様との訪問を何件かキャンセルさせていただきました・・・。
メールへの回答も遅くなってしまいました・・・。
休み明けにマスクして出勤したら、事務所の皆様に恐れられました・・・。
デメリットが多すぎます。

というわけで、体調管理の重要性を改めて感じました。
まだまだインフルエンザは終息しているわけではないので皆様も十分にお気を付けください。

それと、インフルエンザ中に、開業4年目に入りました!!
いや〜、4年目出だし最悪!!
しかし、ここから体調管理を万全にして、更に精進していきたいと思います!!
今年は人間ドックも受けます!!

最後に、ちょっとした小ネタです。(いや意外と重要かも・・・)
インフルエンザが長引いて会社に出勤できない!というのはよくある話です。
大体の皆様は有給休暇を使用して休むのではないかと思われます。
ところが入社早々・・・まだ有給休暇もない・・・という方もいられるでしょう。
当然、欠勤控除・・・。(中には優しい会社さんもあると思いますが)
そんな時は欠勤日数にもよりますが健康保険の傷病手当金が使えます!
インフルエンザが長引いて休業が4日以上になってしまったら絶対申請するほうが良いです。
欠勤控除で0円のところ、休んだ日に限り標準報酬日額の約67%が返ってきたら嬉しいですよね。
恥を忍んで、ここは申請すべきです。
そういうときのために保険料払っているんですから。
ということで少しでも参考になればと思います。

急に休むと今日みたいに建国記念日の祝日にも出なければいけなくなります。
やっぱり「健康第一」ですね!!

2019年01月30日 [Default]
昨日は当事務所のお客様である株式会社ecomo様の経営計画発表会・賀詞交歓会にお誘いいただき、参加させていただきました。

株式会社ecomo様は、一級建築士事務所をメインとして設計から建築まで総合的に行い、またリフォームや不動産業も行っている会社です。人にやさしい素材を使って、様々なデザイン住宅を手掛けてお客様の支持を集めておられます。
また、藤沢市の本社ではエコモモールというエコな素材のアイテムや食料品を販売したり、身体にやさしい食材を使ったレストランやパン屋も運営しておられます。横浜の元町にはecomoBakalyというパンをメインとした飲食店も展開しております。
是非、興味をお持ちになられたらご連絡およびお店に立ち寄っていただければと存じます。

さて、株式会社ecomoの中堀社長とは毎月1回訪問して打ち合わせをしております。
非常に気さくで頭が切れる社長さんです。
私がアドバイスするよりも、毎回社長のビジョンや会社・社員に対する思い等を聞いて勉強させていただいております。
今後も一生懸命できる限り社長及び社員の皆様のために頑張っていきたいと強く思っております。

さて、場所は鎌倉市七里ガ浜です。

景色
少し早く到着し、海が間近なので撮影してみました。

場所は、鎌倉プリンスホテル パンケットホール七里ヶ浜です。
鎌倉プリンスホテル海からの写真です。

株式会社ecomo様は毎年新年会を開いておられます。
去年も同様の会にお誘いいただき、多くの関係者の方々が参列されておりました。
今年は、関係者の中でもとりわけ大工さんや様々な職人さん、その関連企業の皆様が招かれました。
関係者を絞り込んでも当日の参加者は150人を超える盛大な会となりました。
経営計画
まずは経営計画発表会が行われました。
各部門の責任者の方が今季の目標数字とやるべきことをスクリーンを通して細かく説明します。
最後に中堀社長が会社としての今後の目標や取り組むべき問題等を熱く語ってくれました。
経営計画発表会いろいろな話があったのですが企業秘密ですので内容は書けません・・・

非常に興味深い内容で、今後も会社の発展や社員の皆様の働き方等、私もより頑張ってサポートしようと強く思いました!

その後は場所を移して賀詞交歓会が行われました。
お酒や食事が用意され、初めてお会いする関係者の皆様と楽しい時間を過ごすことができました。
豪華景品が当たるくじ引きでは残念ながらハズレでした・・・。
和太鼓の演奏などのイベントも行われ皆様本当に楽しそうでした。
そして、1年間株式会社ecomoに貢献した方たちに社長直々に表彰が行われました。
表彰
私も表彰してもらえるように頑張らないと!!

といことで本当に株式会社ecomo様の一ファンとして楽しい時間を過ごさせていただき、また今後も成長を続けていくだろうと確信させていただくような発表を聞け、多くの方とお話ができて本当に参加させていただいて良かったです!

きっと皆さまも知れば知るほど株式会社ecomo様のファンになると思います!

中堀社長!従業員の皆様!本当にお招きいただきありがとうございました!
今後とも末永くお付き合いの程宜しくお願い致します!

2019年01月24日 [Default]
平成31年が始まり、既に1月も後半に入ってきました。
この間当事務所もかなり忙しくしております。

昨年末からず〜っと話題になっている厚生労働省の毎月勤労統計の不正問題、どうなるんでしょう?
不正が始まったのはおそらく私が社会保険労務士試験に合格し、登録した年と被るようです。
社会保険労務士試験に合格すると合格証がもらえます。
そこに所管省庁の大臣名が記載されているのです。
当時は公明党の坂口力さんでした。
最近いろんな省庁が問題を起こしておりますが、私個人的に良く思うのが、士業の人にとっては国家試験に合格した際にもらえる大切な合格証にその時の大臣名が記載されるのですが、今試験に合格して残念な大臣名が書かれたら嫌だろうな〜と思っていました。
坂口さんが主導したわけではないでしょうが、今になってなんか残念な気分になりました。

話がそれましたが、厚生労働省の問題は本当に大問題です。
約14年間、不正確な統計結果を公にしていたわけです。
この統計結果をもとに雇用保険の給付金額や、労災保険の給付金額が決まってくるのです。
遡るととんでもない金額が不支給となる結果となりました。
とりあえず何とかしてすべて払ってもらいたい!
当然、一人ひとりに丁寧に謝罪してもらいたい!

また、新たにこの不支給分を計上した結果財源が不足し、再計上するわけですが、おそらく何も言わなければ企業が毎年納付している労災保険料や雇用保険料で補うのではないかと危惧しております。
料率を上げて企業に負担してもらおう・・・ということになりかねないので注意しましょう!

しかしよくもま〜次から次へと不祥事が続くものだと半ば呆れております。
厚生労働省の職員も昔と違い胸を張っていられないでしょうね。
逆に恥ずかしい・・・。
とにかく、一刻も早く正常に戻すとともに、今後はこういうことが無いようにするしかないですね。

さて、つい最近私の仕事の中でも不祥事がありました。
顧問先のお客様のお子様が生まれたことに伴う扶養異動手続きを行っておりました。
手続き書類控えには平成30年12月27日付で日本年金機構の受理印が押されています。
ところが2日前ぐらいにお客様より「保険証はいつごろ届く予定ですか?」と問い合わせ。
「あれ?」と思いながらまず管轄の年金事務所に問い合わせました。
電話を受けた担当者は、普通ならいつ付で処理しているので、協会けんぽからいつごろ発送予定、のように教えてくれますが、しばらく時間をおいた後、「調べてかけなおします」とのこと。
「何?」って感じです。
電話がかかってくると、先ほどの年金事務所の担当者からではなく事務センターの職員からでした。
さて、何て言ったと思います??

役所ミス

「申し訳ございません。誤って処理不要扱いにしてしまっておりました。」

もはや意味も分からない状況です・・・。
少しだけクレーム入れて、社長に謝罪の電話を入れてくれと伝えて切りました。

役所は上のほうも下のほうも現状はこんな感じです。
とにかく、知らないうちに自分自身が損している可能性もある状況です。
一つ一つの手続きについて気を配らないといけません。

皆様もどうかお気を付けください。


2019年01月04日 [Default]
あけましておめでとうございます。

本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

いや〜、早いですね〜、あっという間に年末年始が終わりました・・・。
皆様、年末年始はどのようにお過ごしでしたでしょうか?
帰省、旅行、初詣、趣味、寝る・・・。
どれもいいですね!

個人的な内容ですが、私は27日、28日は終日外出しており26日に事務所納め及びブログ納めをさせていただきました。
そして、29日は娘の「どこか行きたい!!」という強い希望があり急遽車を飛ばし、沼津と伊豆に行ってきました。
沼津の深海水族館(マニアック)、伊豆の三津シーパラダイス(これもマニアック?)と水族館巡りです。
意外と楽しいですよ。
沼津では沼津港で美味しい海鮮丼を食べました!
海鮮丼

そして富士山を近くで見納めしてきました。
富士山

と、ここまでは充実した年末年始の始まりだったのですが・・・病気ですね・・・。
メールはスマホでも確認できるのですが。
27日、28日に事務所にいない間に届いている書類が気になって仕方ない・・・。
2日間以内と結構山積みなことが多いのです。

ということで30日に出勤しました(苦笑)。
しかし!出勤してよかった!書類が案の定山積みだったのです!!!
こんな状態で年を越すのは嫌だ!!
せかせか夜まで処理して終わらせ、そのまま高校時代の同級生との忘年会に遅れて参加しました。

その後はというと・・・
31日・・・寝
1日・・・寝
2日、夫婦それぞれの実家にご挨拶
3日・・・寝

ということで今日を迎えました。
早起きでぼーっとしている気もしますが、意外とテキパキ仕事をしています。
仕事は楽しい(笑)!!

さて、横道にそれてしまいましたが今年も良い年になるといいですね!ん?「今年は」か。
昨年はあまりいいニュースがなかった気がします。
ただ、当事務所は昨年も素晴らしい年でした。
引き続き今年も良い年になるよう自分自身も頑張っていきます!

お客様は業界によっても様々なので良い年だったお客様もいれば、全然・・・というお客様もいらっしゃると思います。
良い悪いの尺度も違うので一概には言えないとは思います。
業績、人材確保、労使問題・・・大変な一念だったと私的には思っております。

そして、今年から本格的に「働き方改革」が始動します!
いろいろな問題がある中、更にこの改革にも対応していかなければいけないのです!
本当に経営者の皆様は頭を抱える状況だと拝察します。

こんな時こそ、我々社会保険労務士がサポートしなければならない!と強く思っております。
まずは4月です。
大企業と中小企業で開始が異なるものが多いですが、できれば中小企業も大企業と合わせて少しずつ改革に乗り遅れないように整備していくほうが良いと考えます。
詳しい内容はここでは控えますが、まず4月からは以下の2点です。
@ (労働時間)残業時間をしっかり管理
A 有給休暇を個人ごとにしっかり管理
これにつきます。

まずはここから入っていけば大丈夫です!
細かい点は少しずつ見直していけばいいと思います。
もちろん残業時間を管理していれば、いくらでも残業させていいということではありません。
残業時間も上限に行かないように管理!

当然、経営者の皆様が不安にならないように当事務所も全力でサポートさせていただきます!

経済も不安定ですし、働き方改革や外国人労働問題、売り手市場の継続・・・
正直あまり光は見えない日本の現状です。
しかし、こんな時こそ新たな発見があったり、いろいろなことを考えるものです。
そうです、ピンチはチャンス!!(ピンチまではいかないかもしれませんが・・・)

とにかく前向きに、ポジティブに、そして健康第一でいくのが一番ではないでしょうか。
そうすれば今年も「良い年だった・・・」と後で思えるのではないかと思います。

当事務所は今年もお客様のため全力で邁進してまいります!!
今年も一年何卒宜しくお願い致します!!

☆ブログもなるべく更新頻度を早めます(苦笑)

2018年12月26日 [Default]
本日で年内の事務所業務はひとまず終了となります。
明日明後日と終日外出して年内業務は終了となります。
(携帯電話は年中無休です)

ということで、少し早いですが・・・

今年も一年大変お世話になりました。
本当に本当に顧問先の経営者及び担当の皆様には感謝しております。
今年も1年ありがとうございました!!


顧問先のお客様以外にも多くのスポット業務をご依頼頂いた経営者の皆様のもとても感謝しております。

そして、税理士の樋口先生や弁護士の山本先生。
このお二方には感謝してもしきれないほどです。


あっという間に今年も一年過ぎ去ってしまいました。
特にここ数ヶ月はブログはおろか情報更新もできないほど忙しかったです。
でも仕事があることが何よりもありがたいことです。
大切なお客様のための仕事をしていると、サラリーマン時代と違い残業は何の苦でもないのです(本当です)。

今年もいろいろなことがありました。
個人的なことで申し訳ございませんが少し振り返ってみたいと思います。

まず、新たに顧問契約を数社からいただきました。
ホームページを見て・・・紹介・・・本当にありがたかったです。

次に職員が増えました。
今まで1人だった職員が2名増えて私を入れて合計4名体制です。
給与計算や突発の事務対応など本当に助かりました。
とても良い方を採用できました。

最後に、いっぱいの夢や希望をお客様から頂きました!

お客様と話をしていると、いかに会社の将来を考えて行動しているかが良くわかります。
例えば、人手不足の中、地方の高校生や専門学校生を新卒で雇用して育てているお客様。
例えば、将来の自社業界の在り方を危惧して、業界独自の今までなかった革新的な商品を開発しているお客様。
例えば、本業とは別に、困っている方に手を差し伸べ第2の人生をアシストすることを始めたお客様。
例えば、私のお客様の困りごとを、別の私のお客様が親身になって対応していただいている素晴らしいお客様。

当事務所のお客様は本当に素晴らしいお客様ばかりです!
本当に自信をもって言えます!


夢や希望を頂く代わりではないですが、当事務所はそんな大切なお客様に仕事で恩返ししなければなりません!
お客様に寄り添って来年も一年頑張ってい参ります!

来年は、働き方改革が始動します。
在留資格拡大により外国人労働者が今よりは間違いなく増えます。
景気はいざなぎ景気超え・・・なんて言ってますが先行き不安定です。
相変わらず人手不足も続くでしょう。

不確実で不安定な中、2019年はスタートします。
どんな状況下でも、その状況に合わせて適切にお客様を良い方向に導けるように努めていきます。

ネガティブな話題ばかりだった今年から、気分一新してポジティブにいきたいですね!

ということで、来年も猪突猛進・・・まではいきませんが更に業務に励みます!

今年1年間ありがとうございました!!

ありがとうございました!!

オールウィン社会保険労務士事務所
所長 内山 則仁

2018年10月29日 [Default]
またまた久しぶりのブログ更新となってしまいました。

ネタ自体はいろいろあったのですが、役所の不正や杜撰管理とそれに対する官僚の言い訳や、大手企業の不正発覚などのニュースが毎日のようにあり、ブログで書くのも嫌になってました・・・。
もはや「またか・・・」というため息しか出ません。

日本の政府や大手企業はそんな感じですが身近なところではどうでしょう。

私が先近仕事上で気になったことを一つ上げてみます。
お役立ち情報にも上げましたが10月1日より扶養異動届に添付書類が必要となりました。
とはいっても、マイナンバーを記載してあり、備考欄に「事業主確認済み」と記載してあれば添付書類不要というものです。

まず、「意味はあるの?」「本当に戸籍謄本や住民票を提出する必要あるの?」と思います。
マイナンバー記載してあるんですよ!!
事業主の代表印も押印してあるんですよ!!
なんで余計な手間かけるかな〜と。

そんなこんなで私もうっかりミスで2件ほど添付書類なしでマイナンバーは書いたけど「事業主確認済み」という記載なしで事務センターに送付した書類がありました。
もう一度書きますが「事業主確認済み」という記載だけがない状況です。

結論としては、返戻されてきました。
いろいろ言いたいことは山ほどあるんですが全部書いていると長くなるので箇条書きで言わせてください。
@ 一つの事務センターは電話してきて事情説明のうえ返戻してきたが、もう一つは当たり前のように返戻してきました。お客様に対する姿勢としてどうなのか私には理解できません!
A そもそも生まれたてのお子様のマイナンバーが発行されないと扶養異動手続きができないのはどうにかならないのか!
B っていうかマイナンバー機能してるのか!?

無駄

とにかく無駄を省いていくべきなのに無駄を増やしてどうする!と言いたいのです!

もう一つすべての役所に言えることですが、例えば郵送で書類手続きを行って、返信用封筒にて控えが返ってきますが、その中にいろいろな案内書類(すべて無駄無駄無駄)を入れてくるんです。
本当に重要な案内だけで、それも1回で大丈夫!
コストの無駄!紙の無駄!税金を大切に使用しましょう!!

この分だと働き方改革が本格的に動き出したら大変そうです・・・。

ついでに仕事外のところでつくづく思うことがあるのです。
最近、歩いていても、電車に乗っていても、車を運転していてもマナーが極端に悪くなっている気がしませんか?
なんかギスギスしていて、ちょっとしたことで喧嘩になりそうな殺伐とした雰囲気があるように感じます。
よく「今どきの若い者は・・・」って言いますけど、私が感じるのは若い者より「今どきの中高年齢者は・・・」です。
気持ちのゆとりがないような感じを受けるのです。
周りにそのような人がいて巻き込まれないように気を付けてます。
何かあれば仕事と資格を失うかもしれませんから。

昭和の時代が懐かしい。
平成が終わったらどんな時代になるのか。
皆さんが気持ちにゆとりをもって楽しく生活できれば一番いいと思うのですが。

以上、中年社労士でした(苦笑)

2018年09月25日 [Default]
二宮町からすごい情報が届きました。

なんと、時間外手当の一部を30年以上にわたって支払っていなかった!!
30年てすごいですよね。
でも時効は2年・・・。
どうするのか??

そもそもどういう経緯かというと、二宮町では職員の残業の上限を年間240時間と設定していたようです。
もし、240時間を超えた場合には当然その分は払うという内容でしょう。
一般の残業上限は年間360時間ですから問題ありませんね。
繁忙期を考えなければ、単純に毎月20時間以内の残業で終えるようにね!ということでしょう。

ところがその240時間を超えた分についての割増賃金を一切30年以上払っていなかった!!
町条例違反・・・当たり前です。

先ほど賃金の事項は2年と記載しました。
30年も払っていなかったのに直近2年分だけ未払い分を支払うとのことです。
現在在職している職員も、すでに退職した職員もがっかりでしょうね・・・。

なお、昨年度に年間240時間を超えて手当の未払があった職員数は81人で、未支給額は計約1,320万円とのことです。
一人当たり平均16万3千円・・・かなりの額です・・・(汗)

二宮町残業未払

そして記録がある過去5年間の未支給額を調べてみると・・・1億1330万円!!!

賃金時効・・・書類保存期間に助けられた二宮町って感じでしょうか。

参考までに過去5年間で年間残業時間が最も長かった職員は929時間、昨年度の最長の職員でも551時間だったとのこと。
昨年度の職員は助かりましたね〜。
929時間の方は2014年度なので時効成立です・・・(涙)

二宮町長は今回の件に対し謝罪するとともに、「人件費抑制の課題がある中でこのような運用が続いてしまった」と釈明しております。
いつものことですが、一般企業が同様のことが発覚したらどうなるのか・・・考えてしまいます。

おそらく二宮町は企業で言えば中小零細企業に財政的に当たるのではと推測されます。
経費削減が必要なのは一般企業と同じなのでしょう。
しかし、一般企業は大手・中小・零細問わず厳しく労務管理が問われています。
違反すれば大ダメージ・・・今回ぐらいの無いようでしたら中小企業は潰れてしまいます。
会社や経営者は刑事告発でしょう。

一般企業ばかりでなく、大きなくくりでこうしたことがないように取り組んでいくことが肝心ではないでしょうか。

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