オールウィン社会保険労務士事務所

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2017年05月08日 [Default]
ゴールデンウィークが終わりました。
休み明けのお仕事は皆様はかどっておりますでしょうか。

さて、今日はこの「休日」と「過労死」の関係の話題をお伝えします。

過労死の認定基準はすでに何度も記載しておりますが、
〇2〜6ヶ月の月平均残業時間が80時間以上
〇1ヶ月の残業時間が100時間以上
となると、過労死認定される可能性が高まります。

先日のブログでは、この基準を下回るものの、「タイムカードに見えない勤務時間がある」ことを労働基準監督署が確認し、労災認定したことをお伝え致しました。いわゆる「推定過労死認定」です。

今回、過労死認定された方は弁当販売会社の配送業務を行っていた女性です。
亡くなる直前2〜6ヶ月の平均残業時間は約77時間。
亡くなる直前1ヶ月の残業時間は70時間11分でした。
先に述べた過労死認定基準を下回っております。

ではなぜ女性が過労死認定されたのか?
答えは、最初の方に述べた「休日」です。

女性は死亡前の半年で「休日」が4日しかなかったとのことです。
1ヶ月に1日取れるか取れないかの状況です。
更に連続で91日間「休日」無しで勤務していたこともタイムカードで分かっております。
3ヶ月間休みなしです!
フルタイムであることは言うまでもありません。

休みなし

確かに労使で「時間外労働・休日労働に関する協定届」。いわゆる36協定届を労働基準監督署に届け出すれば法定休日でも働かせることができます。弁当販売会社も協定を結んでおり、休日についてもほぼ「上限なし」で設定されておりました。

こんな働き方をしていたら、どんなに好きな仕事でも、どんなにやりがいがある仕事でも・・・耐えられませんよね。心身が疲れてしまいます。
いくら36協定で「上限なし」で設定してあっても、あくまでも「臨時の場合」や「特別な繁忙期」以外は極力休みを取らせるのは企業の善管注意義務だと思います。
会社の圧力で勤務することになったのか?自主的に勤務していたのか?不明ですが、いずれにしてももっと早く何とかできなかったのかと思われてなりません。

ということで、「過労死認定基準」の時間は下回るものの、それに準ずる「過度な勤務体制」に待ったをかけたわけです。
今後は「残業時間の上限さえ守っていれば大丈夫」というのは通用しなくなってくると思われます。

国の働き方改革会議で、過労死認定基準ギリギリの罰則付き残業時間上限規制が決まろうとしております。
しかし、一方で「休日労働は規制されていない」のが実情です。
もちろん一方的に休日労働させてはいけない!なんて法律ができたら経営が成り立たなくなってしまいます。
しかし、最低週1日、月4日は休めるようにした方が私は良いと思います。
特別な繁忙期はともかく、やはり一定の休みがあって、そこである程度体を休めてリフレッシュしてもらう方が、従業員もやる気が出るし効率も上がると思うのです。
ギリギリの状態で労働者を働かせるのははっきり言って何のメリットもなく、「リスク」しかないと私は考えます。

過重労働を強いていないか今一度点検してみることを強くお勧め致します。


2017年05月02日 [Default]
大手広告会社の過労死事件に始まり最近違法残業が話題になっています。

最たるものが、宅配大手の過去2年さかのぼっての違法残業調査は大きな話題となりました。
数百億円の未払い残業代を支払う内容です。
ブログでも紹介しましたが、結果的にこの会社は良い方向に向かうと私は個人的に思っております。

大手電力会社でも同様の未払い残業代の問題がありました。

そして今回、有名ミュージシャンも多数在籍する大手音楽会社が違法残業の調査に乗り出しました。

上記3社に共通するのは、「労働基準監督署による是正勧告」がきっかけということです。
ようは、それまでは違法残業があるのを知らなかったのか、黙認していたのか、積極的にやらせていたのかは分かりませんが、従業員が声を上げて、労働基準監督署の調査があって、結果このようになっているのです。

この大手音楽会社の場合、2年分遡るのではなく、あくまでも労働基準監督署の是正があった期間に対しての分を調査して、未払い分があれば支給するとしています。
早速、従業員からは「何でうちは2年遡らないんだ・・・?」と不満が出ているようですが・・・。

こちらの社長さんは労働基準監督署の是正勧告に対して「時代に合わない労基法なんて早く改正してほしい」とブログに掲載したことでも話題になりました。
少し・・・気持ち・・・分かります・・・正直・・・。
この音楽会社はともかく、労基法通りに当てはめられない業種が数多く出てきているのは間違いありません。

そんなことはともかく、ブログに愚痴ったにもかかわらず、調査に乗り出したことは評価すべきところでしょう。
やはり、大手企業になると「社会的信用」「知名度」「評判」等が大きくのしかかってきます。
放っておくと更なるリスクが待ち受けている可能性の方が大きいと判断したのでしょう。
所属する有名ミュージシャンにも影響する可能性もありますしね。

ミュージシャン

今まではパソコンのオン・オフの記録を基に労働時間を把握してきたようです。
今後は、従業員自らがパソコンやスマフォで勤務時間を打ち込んで報告するようにするとのこと。
ただ、このやり方でも「残業時間を減らして打ち込め」なんてことが起きないように注意が必要です。

というわけで、個人的には大手企業も「ほとんど」が問題を抱えているのに表面化していない!だけだと思います。
今の時代、従業員は何かあれば労働基準監督署にすぐに相談に行きます。
もしかしたら労働組合に行くかもしれません。
中小企業も同様ですが、少しでも違法残業等をさせている認識を経営者が持っているのであれば、まずは早めにどのように違法残業を減らすか?そして健全な方向にもっていくか早急に考えなければなりません。

いつ自社に労働基準監督署の調査が来るかわかりません。
リスク回避策は早めに練りましょう!!

2017年05月01日 [Default]
ゴールデンウィークですね。

GW

今年は4月29日から5月7日まで9連休!!なんて方も多いのではないでしょうか?

羨ましいですね〜。
当事務所は暦通り動いております。
当然、今日も1日働きました!
給与計算(明日まで)を速攻で終わらせて、手続き書類の作成と郵送を完了して、顧問先のお客様の社会保険新規適用手続きに行って、帰ってきて2社給与計算を行って・・・今くつろいでいるところです(笑)

私は29日の連休?初日に出かけました。
ポケモンセンターです!知ってますか?
ランドマークタワーにあるんです。私は今まで知らなかった・・・。
娘がDSのポケモンのソフトを持っていて、誕生日月(4月)に行くと特別なポケモンがもらえる!!というわけで行ったわけですが、えらい混雑しておりました!
理由は分かりませんが、子供から大人、外国人・・・ものすごい人人人。
皆さんカゴいっぱいにポケモングッズを入れております。
買うものが決まり並んだのですが、レジにたどり着くまで30分以上でした・・・。
とにかく疲れました・・・。

その後、一緒に行った妻、母、兄とみなとみらいを観光しました。
観光後、船に乗って中華街方面へ。
中華街の中にある「よしもと水族館」にも行きました。
最後はもちろん中華街で美味しく、お腹一杯になるまで食事しました。

非常に疲れましたが、やっぱり仕事ばかりではだめだと私は思います。
仕事があるときは一生懸命頑張る。
休みの日は自分の好きなことをして一生懸命遊んだり休んだりする。
この「メリハリ」が本当に大切だと考えております。

9連休の方もいれば、ゴールデンウィークなんて関係なく働いている方もいるでしょう。

国としても、中2日を有給休暇にして9連休を推奨しているようです。
もちろん働く人にとってはそれはうれしいと思います。
しかし、そんなに休むわけにはいかない企業がほとんどでしょう。

別にゴールデンウィークに休まなくても、
少しでも仕事が落ち着いた時に連休をあげる、シフトを調整して連休をあげる・・・
それで十分だと思います。

にしても羨ましいですね・・・やっぱり・・・。
働いている皆様!頑張りましょう!
どうせどこ行っても混んでるんだから・・・(苦笑)

2017年04月24日 [Default]
先日我が家の家族が増えました!
とは言っても、人ではなく動物です。
しかし、我が家では動物も大切な大切な家族です!

家に帰ると家族みんなが疲れた心と体を癒してくれます。
本当にみんなかわいい子たちです。

こんなに多くの家族がいるのも生き物好きの娘のおかげです。

そんなわけで今日は家族紹介をさせていただきます!
(仕事と関係ないですが・・・)

まず、娘が生まれる前から我が家のアイドルとして君臨しているこの子です!!
うさぎ
もう10年を超えています!人間だと80歳ぐらい?でもまだまだ元気に我が家を盛り上げてくれています!

次に、藤沢市で昨年開かれた「日本一大きい金魚すくい」で仲間に加わったこの子達!
きんぎょとどじょう
金魚が2匹と、ドジョウが2匹、かわにな(貝)一匹。みんな大きくなりました!

同じ水槽組で、こちらはペットショップから来たこの子達!
アカヒレとエビ
アカヒレというメダカぐらいの魚3匹と、エビ(3匹)です。小さい口でご飯を食べる姿が愛くるしいです。

更に水槽組で、こちらもペットショップからやってきたこの子!
ベタ
のんびり屋さんですが、あったかくなってきて動きも活発になり、エサをがぶっと食べるしぐさが何とも言えず可愛いです。

次に先日紹介した、魚屋さんからやってきたこの子達!
くり
クリオネです!冷蔵庫の中でまだまだ生きています!

そしてこの度新たに加わった家族がこの子!
インコ
コザクラインコで〜す!めっちゃ可愛い〜!手乗りで〜す!

娘は小さい頃から生き物の中でも鳥が大好きです。
小学校入学前から「インコが欲しい」とずっと言っていましたが、先に紹介した通り、我が家にはおじいちゃんウサギがいます。
大丈夫かな〜と思いながら買うのをためらっていました。

しかし、このままでは飼うことができずに後悔することになるかもしれない・・・。
などと思い、妻とも相談した結果、9歳の誕生日に買ってあげました!

いや〜、今では家族みんなのアイドルです!

というわけで、我が家の家族を勝手に紹介させていただきましたが、
仕事から疲れて帰ってきたとき、嫌なことがあって帰ってきたとき・・・
もちろん妻や子供と話して気分転換をすることは皆様あると思います。
それと同じで、例えば一人暮らしで頑張っている若者や、帰ってくる時間には妻子が寝ている・・・なんて方たちにもこうした子たちを家族として迎えることを私はお勧めします。

但し、大切に一生涯家族として面倒を見ることが条件です!

さて、当事務所としてはそろそろ仕事のパートナーを迎えることを考えています。
一緒に事務所を盛り上げてくれる方をそろそろ募集しようかな〜。

2017年04月20日 [Default]
2ヶ月ぐらい前に「サラリーマン川柳」のブログを掲載しました。
いや〜、面白い!と言っていいのか微妙ではありますがやっぱり納得の面白さでした。

この度、第1回「働くパパママ川柳」の入賞作品が発表されましたので一部ご案内したいと思います。
というか、私個人的に「うまい!」と思った作品を紹介します。

働くパパママ

まず初めは「大賞」の作品です。

「カバンには パソコンスマホ 紙おむつ」
いるんでしょうね〜。本当に大変そうなのがこの川柳だけでわかります。お見事!

その他、面白い作品をご案内します。

「パパ育児 一度は試す 父の乳」
・・・私は試したことないです(本当です)子供が嫌な顔しそうですね(笑)

「おむつ替え プレゼンよりも 汗が出る」
確かにこれは分かります!慣れないと大変ですよね。

「すべりこむ 会社に園に お布団に」
こちらはママ目線の作品ですが、最近は男性でもこういう方多いのではないでしょうか。

「ないのかな 家事の労働基準法」
こちらもママ目線の作品。いや〜、パパとしてはドキッとしますね!毎日労働基準法違反です・・・。
是正報告書何枚出しても足りませんね・・・。しまいには告訴!?

「上司より 呼び出し多い 保育園」
これはもはや当たり前の世の中になっているのかもしれません。何とも言い難い・・・。

「駅に着き 深呼吸して ママになる」
情景が目に浮かぶようです。働く女性の鏡ですね!

他にもありますがこの辺でご紹介は終わりにします。

パパもママも働いていれば大変さは同じです。
仕事していれば、良いこともあれば悪いこともある・・・。
でも、それを帰ってきてまで引きずりたくはありませんね。
何よりも子供がかわいそうです。

私は、家に帰ってからは仕事の話はほとんどしません。
仕事の話をするとどうしても愚痴が多くなるし、良い話だと妻に「調子に乗るな」と言われるので・・・。
というわけで、「仕事の話をしない」のではなくて、「仕事の話を聞いてもらえない」が正しい!!

働くパパママ!!
「適度に」頑張っていきましょう!!

2017年04月19日 [Default]
中堅スーパーで働いていた男性店員が脳梗塞で死亡したのは長時間労働が原因だったとして労働基準監督署が労災認定しました。

男性店員は食品売り場で発注や在庫管理を担当する責任者だったそうです。
勤務中に急に言葉が出なくなり、そのまま入院したことがあったようです。
その後すぐに職場復帰して、今度は勤務終了直後に意識を失い、そのまま亡くなったとのこと。

スーパー店員過労死

労働時間については後述しますが、これだけ見ても相当危険だった感があります。
@ 急に言葉が出なくなり入院・・・ちょっとした過労とかではなく、通常の状態とはとても考えられません。
A 入院してすぐに職場復帰・・・病院で何かしらの病名(推定でも)が出なかったのか?また、病院として労務に服せない状況と認められなかったのか?
B 会社の対応・・・過労が疑われるような状態で緊急入院した従業員をすぐに復帰させることに何の抵抗もなかったのか?
C 店員の立場・・・責任者としてすぐに復帰しないと職場がまわらないような状況に追い込まれていたのではないか?

個人的な意見ですが、いろいろ考えてしまいますし、非常に痛ましい限りです。
男性店員は当時42歳、今の私と同じ年齢で働き盛りだったと思われます。
遺族としても本当に言葉にならないほどの悲しみがあると思います。

さて、労働時間の方ですが、最近の過労死認定基準は以下の通りです。
@ 2〜6ヶ月の平均でいずれも月80時間の時間外労働
A 1ヶ月100時間以上の時間外労働

この条件を基に、今政府の罰則付き残業規制が進められているのはご存知の方も多いと思います。

男性店員がどうだったかというと、発症前の4ヶ月平均で約76時間、1ヶ月の最大は約96時間30分でした。
いずれも認定基準を下回っているのです。

しかし、この時間はタイムカードに記録された時間を元に算出したものです。
実際は、タイムカードの打刻前、打刻後もいずれも仕事をしていたことが分かりました。
何故かというと、警備システムの管理記録などから判明したそうです。

そこで労働基準監督署は、上記のタイムカードの時間以外に「特定できない労働時間があると推定される」と指摘しました。
要は、「サービス残業」が常態化していたと「推定」いや「決定づけた」わけです。
更に、早朝出勤や深夜勤務などのシフト制で不規則な勤務体系も過労と関連が強いと判断されました。

正直申し上げて、この事例はどこの企業でも考えられると思います。
@ タイムカードつけていても残業時間がだいたい80時間未満に収まっていればいい
A タイムカードの記録以外のところで働いていても、それは自己判断だから会社は知らない
B 働けないような状態なのに、復帰してきた社員が悪い

なんて言い訳は通用しないわけです。
あくまで時間は「目安」であり、それに近い状態で勤務していて、過労が原因で亡くなれば、それは企業責任が問われると思った方が良いでしょう。

リスクはとてつもなく大きいです。
裁判・慰謝料・告訴・企業名公表・・・。
こんなことになったら中小企業は壊滅的な危機に陥ると思います。

少しでも「リスク」を念頭に置いた従業員の労務管理が絶対に求められます。


2017年04月10日 [Default]
先日、横浜市内のとあるハローワークに離職票発行の手続きに行きました。

4月の最初の平日ではなかったのですが、まだまだ大混雑しておりました。
しかし、私はそんなものだろう・・・と予想していたため番号札をとって席に座って待っていました。

少し経つと、何やら中年の男性が何かぶつぶつ言いながらあたりをフラフラ歩き出しました。
そして、ハローワークの職員に向かって「一体ここのシステムはどうなってんだよ〜!」「番号札取らなきゃいけねーんだったらちゃんと看板でもなんでも立てて分かるようにしとけよ!」そして〜、「ここのトップの奴呼んで来いよ〜!!!」
こんな感じのことを室内に大きく響き渡る声で怒鳴り始めました。
おそらくその室内には、70人ぐらい待っている方がいらっしゃったと思います。

先に説明しておきます。
男性がいうシステムとは、そこのハローワークで手続きをする場合には、まず入ってすぐの受付機で番号札を取って呼ばれるのを待つといういたってシンプルなものです。どこの役所も同じですね。
その受付機で番号札を取るという行為が分からなかったようです・・・。

さて、しばらく大声を上げて頑張っていると、明らかにトップではない方が「私が」と言って対応に向かいました。

騒ぐおっさん

この男性、職員が陳謝しても、先ほど言ってたことを何度も何度も大声で怒鳴っています。
しまいにはハローワークの職員も頭にきたんでしょうね・・・(こいつ足元見て調子乗りやがって!!と)
「ハイハイ!わ〜か〜りましたから!も〜うしわけございませんでした〜!」と大声で逆襲します。
更に「お〜声を出さないでください!!他のお客様がいらっしゃるんで〜!!」

正直、私はこの一連のやり取りを「とても良い時間つぶし」として眺めておりました。

この男性、正直いつから待っていたのか知りません(何せ番号札取っていないのですから・・・)
でも大声を出して暴れた結果、この対応した職員がすぐに手続きしてあげることになりました。
男性はしてやったり。「大声出せば何とかなるんだよ〜」なんて言って・・・。

更に男性と職員の会話を聞いていると、どうやら新入社員の手続きをしに来たらしいです。
そして、資格取得届の作成から始まりました。
何を聞いても分からない。
一つ一つまだ大声で「ここはなんて書きゃいいんだ〜」ってな感じで調子に乗ってます。

すると、私からは見えませんでしたが、入口の方から若い男性の声が高らかに響きわたりました!
「うるせ〜んだよてめ〜!!みんな待ってんだよ!でけ〜声出すな!」
ちょっと緊張が走りましたが、男性はのほほんとした声で「うるせ〜よ!俺はもっと待ってんだよ〜!」
職員は「喧嘩はやめましょうね!」
しばらく男性と若者の口論が続きました。
ちょっと期待した自分がいました。
何にか?それは・・・分かりますよね(笑)。

そんなこんなで自分の番が来て、さくっと終わって帰りました。

4月の役所は混みますのでイライラにご注意ください。
みんなイライラは同じなのです。
イライラしたくなければ社会保険労務士に仕事を投げてください。
喜んでイライラしてきます!

ところで一番気になったのは、あの中年男性はどこぞの社長だったのだろうか?ということです。
いや、おそらく社長です。
新入社員の手続きに来たと言っていたが、あの社長の下で働くことになる新入社員が気の毒です。
ちょっと酔っぱらってるのではないか?と思うような感じでしたから・・・。

酔っ払いおっさん

社会保険労務士に頼むとお金がかかるからもったいない、と思うかもしれません。
確かに多少のお金はかかりますが、その分経営者は本業に掛ける時間ができます。
「タイム イズ マネー」

社会保険労務士をご利用ください!

2017年04月07日 [Default]
新小学校1年生

小学校1年生が将来就きたい職業は?

そんな調査が毎年行われており、今年も先日発表されました。

参考までに上位職業はというと・・・
男の子
1位 スポーツ選手
2位 警察官
3位 運転士・運転手
女の子
1位 ケーキ屋・パン屋
2位 芸能人・歌手・モデル
3位 看護師

となっております。
上位10位まで発表されましたがほぼ毎年変わらないようです。

皆様は小学校1年生の時に就きたい職業を考えたことがありましたでしょうか?
私はありませんでした・・・(苦笑)

私事で言うと、小学校1年生の時に学校から聞かれたことがあるのを覚えております。
その時に何と書いたかというと・・・「タクシーの運転手」!!
お!今の男の子の3位に入ってる夢と同じじゃないか!!
しかし、全然その気はありませんでした・・・。
何故タクシーの運転手と記載したかというと・・・兄が以前にそう答えていたから同じでいいや!
・・・夢も希望もない1年生ですね(苦笑)

それ以降も特段この職業に就きたいと考えたことは無かったです。
大学卒業後の進路も別にこれといってやりたいことはなく、適当にいろいろな企業に申し込んで採用されたところに入りました・・・。

将来の夢を少しだけ抱いたのは、新卒で入った会社を退職してからでしょうか。
退職してすぐにこのままではいかん!と行政書士と社会保険労務士の資格を取ってからですね。
せっかく取得できたのだからこの資格で生きていこうと・・・(漠然としていましたが)

そしてやっとその就きたい職業は実現できました(まだまだ実現とは言えませんが・・・)
ここまでくるとやっと将来の本当の夢がでてきます(40歳過ぎてやっとです・・・)
内緒ですが、その実現に向けてこれからは頑張っていきます。

さて、話が逸れてしまいましたが新小学校1年生はみんな立派ですね!
本当に感心してしまいます。
6歳ぐらいで、ちゃんと夢を持っているだけで立派です。
実現してもしなくても全然いいと思います。

今回のランキングで私が注目したのは男の子の6位に入っている「研究者」です。
他の職種は、やはり身近な職業が多く、現実的に働いている人を見ることができます。
そこに「研究者」!!
すごいです・・・。
本当に実現に向けて成長していって、将来の日本、いや世界の宝になってほしいですね!

そういえば、大学生の人気企業ランキングも先日発表されていました。
こちらはというと・・・99%名の知れた大手企業ばかり・・・。
まあ安定性になってしまうのですかね。
今は大手企業も全然安定性ないですけど・・・。
個人的には名の知れた大手企業で何千人という同期、その上の先輩の中に埋もれていくよりは、ずっと中小企業で働いた方が将来大きなチャンスがあると考えてしまいます。
(今でも夢が無い・・・負けることを考えている・・・)

大手企業でも中小企業でも働きだせば同じです。
これから長い人生です。
毎日の一つ一つの仕事や教えを吸収して大きく羽ばたいてほしいと思います。
経営者の皆様も、若者たちが活き活きと働ける会社作りを目指してほしいと思います。

これからの日本を牽引する若者をみんなで応援し、サポートしていきましょう!!

2017年03月28日 [Default]
今やほとんどの主要駅には売店がありますね。
駅のホームにもあるし、改札口にもあったりします。
大体1人で業務にあたっていることが多いように思われます。

駅売店

そんな駅売店で働く契約社員が同一労働同一賃金を求めた裁判の訴訟がありました。

「契約社員というのは名ばかりで、正社員と同一業務を行っているのに賃金格差があるのは不合理だ」と。

国の方針で「同一労働同一賃金」実現に向けて突き進んでいる感がありますが、まさにこういう内容でしょう。
さて、結果はどうなったのでしょう??

この契約社員は、駅売店での接客や商品発注などの業務を行っていました。
仕事内容はほぼ正社員と同等です。
しかし、基本給や賞与が少なく退職金も出ません。
「同一労働同一賃金」を求めるならば、これは不合理な格差だと言われますね。

しかし、結果は契約社員側が敗訴しました。

「正社員とは業務内容や責任の程度に大きな違いがある」との判断です。
詳しく言えば、「正社員は契約社員とは異なり、各店を統括する立場になったり、配置や職種転換などを命じられたりしている」という理由です。よって、格差があるのは妥当だと。

もっともだと思います。
例えばコンビニエンスストアに置き換えてみればわかりやすいのではないでしょうか。
店長(正社員)は、確かに日頃の業務は接客や商品発注が主な業務でアルバイト(契約社員)とは業務的に変わりません。
しかし、店長(正社員)はいつほかの店舗に異動させられるかわかりません。アルバイト(契約社員)はその店でのみ働きます。
クレーム処理や業者との折衝など重要な業務も店長(正社員)が責任を持ちます。アルバイト(契約社員)は、一時的にはそういったことがあるとしても、最終的な責任は店長(正社員)が負うことになるでしょう。

これまでも何度か「同一労働同一賃金」を問題にした訴訟を目にしてきました。
大方、「同一労働同一賃金」は認められておりません。
やはり、こうした正社員ならではの異動の可能性や、責任の度合いなどが斟酌されております。

今後、国が更に「同一労働同一賃金」を推し進めていくのであれば、やはりそうした事例を明示するべきです。
「同一労働同一賃金」が悪いとは思いません。
ただ、一概にそうなってしまえば経営者にとっては大幅な経費の負担は避けられません。
安易に進めるとすぐに頓挫することになるでしょう。
時間をかけて、国が大好きな「有識者会議」など意味のない人々の話に頼らず、もっと現場を知る方たちの意見を聞いて可能かどうか判断すべきです。

ちなみにこの争いでは「正社員と契約社員で時間外手当の割増率が異なっていた」ということも争われました。
こちらは労働契約法違反ということで差額分の支払いを命じております。

経営者の皆様は、どこまでやって良くて、どこまでやったらダメなのか・・・本当にわからないと思います。
やはり専門家である社会保険労務士に相談することをお勧め致します。

2017年03月27日 [Default]
某大手企業の聴覚障害者への対応が問題になりました。

企業には従業員数に応じて「障害者雇用率」が定められており、一定数の障害者の方を雇用しなければなりません。
大凡50人に一人採用と考えて良いでしょう。

中小企業ですとなかなか50人規模の会社はあまりないかもしれません。
しかし、大手企業は必ず何人かの障害者を雇用しなければならないことになります。

そんな中で「聴覚障害者」も当然障害者に当てはまります。
今回の方は「光」に敏感な方だったとのことです。

聴覚障害者

その方の上司が、光が苦手なのに「窓のブラインドを開けるように指示」したことはパワハラにあたると提訴しました。

提訴した方は出向先の職場で、窓からの光が苦痛だったため、産業医の診断書を提出したうえでブラインドを閉めてもらっていたそうです。
産業医からも診断書が出ているのですから当然企業としては配慮が必要ですね。

しかし、ある日上司がブラインドを開けるように指示し、この方が閉めると「指示に違反している」という業務命令違反のメールが送られてきたとのことです。

産業医の指示>上司の命令

明らかだと思います。
メールで命令するのも陰険ですね。

本当にブラインドを開けたいのであれば、開けても問題ないように席の配置を替える等方法はいくらでもあります。

こんな上司の言動で企業として訴えられたらたまりません。

これからは障害者も気持ちよく働ける職場づくりが求められています。
経営者だけでなく、一緒に働くことになる従業員たちにも考え方を学ばせる必要があります。
障害者を雇用するのなら責任をもって配慮し、社員教育も行うことが必要でしょう。

障害者に関わらず、すべての従業員が気持ちよく働ける会社を目指せば間違いはないと考えます。

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