2016年10月31日 - ビジネスブログ

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2016年10月31日 [Default]
「連合総研」が発表した内容によると、会社勤めの人のうち、4人に1人が「自分の勤め先がブラック企業にあたる」と思っているとのことです。

ブラック企業

20代から30代の男性に関してみると3人に1人がそう思っていると・・・。

どんなところが「ブラック」と思われているか気になりますよね。

調査項目は以下の通りです。
・違法・悪質な労働条件
・違法な長時間労働
・残業代未払い
・パワーハラスメント
・極端に離職率が高い

これに該当すると思いますか?との問いの結果です。

経営者の皆様はいかがでしょうか。
労使で認識の違いで「ブラック」と思われているケースも多いと思います。
ただ、労働条件や長時間労働、残業代未払いは把握できますから注意が必要ですね。

また、正社員の方が「ブラック」に対する認識が高いようです。
やはり長時間労働などは正社員に集中しがちですからね。

更にこんな結果も出ています。
勤め先がブラックにあたると思うと答えた人のうち、
〇約6割が働き甲斐を感じていない
〇4人に1人が「勤め先をすぐにでも変えたい」と考えている
〇正社員の3人に1人、非正社員の4人に1人が最近6カ月間に長時間労働で体調を崩した

なんか残念な気分になります・・・。
全然ウィンウィンになってない状態ですね。
労使双方でこんな状況が続けば経営にも影響が出るでしょうし、労働問題もすぐにでも起こりそうです。

経営者としては、改めて現状の自社の労働者の状況をチェックする必要があると思われます。
分からなければ、アンケートまでいかなくとも、日々労働者と接して話を聞くことでだいぶ変化はあります。

「ヒト」が働き甲斐をもっている企業は経営も安定すると強く思います。
労使双方がウィンウィンの関係になれるようにしていく必要が絶対にあります。

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